ウィングオブハート

カメラ・旅行の事を主体にロードバイクや釣りの事などもちょろちょろと

私の青春時代でも……2

つ・づ・き♪

そして高校に入学。

最初の一月程は何とか行けました。

環境が一新されたのが大きかったんでしょうね。

でも、根本的には何も解決してなかったんです。

人間不信・恐怖、そう簡単に乗り越えられるものではありません。

学校に入れなくなりました。

足が踏み出せない…

行かないといけないのは分かっているのにどうしようもない。

誰かに相談したい、協力してもらいたい。

でも誰も助けてなんてくれない。

不登校生の気持ちなんて誰も分からない、分かろうともしない。

…当然ですね。

学校なんて言って当たり前なのですから。

家にも戻れず、学校にも行けず。

地獄が始まりました。

父親は夜勤の仕事をしていたので、夜勤から帰ってくる前に家を出る。

そして外でひたすらに時間をつぶす。

父親が再び仕事に行く、あるいは学校が終わる時間になったら家に帰る。

「学校に行っているフリ」を続ける毎日。

一度、学校からの助けがあったのですが、もちろんそんなものでは復帰できるはずもなく…

もうその時には何をどうすればいいのか分からなくなっていましたからね。

すでに手遅れ、といった所までに。

1年半ほどこんな毎日を続けましたね。

逆にすごいなと自分でも思ってしまいます。

でもこうするほかに選択肢がなかったんです。

常に孤独だったので…

でも「学校に行くフリ」にも限度はありました。

もうダメ…

もう分からない…

再び引きこもり始めました。

普通だったらここで親がフォローに入ってもいいものなんですが、私の父親は大バカでした。

完全放置。

どこまでも子育て放棄。

それどころか親としての最低限の事さえしなくなりました。

兄も障害があってまともな人間ではなかったので全く頼れない。

救いの手もないのでとことん堕ちていき、最低限の生活さえ出来ない状況が続きました。

良く生き残れたものだなぁと思います。

それくらい悲惨でした。

内容は…言えません。

エグすぎるので。

そして半年の月日が流れ…

学校のカウンセラーから一通の手紙が。

思いきって行動しました。

家族に邪魔され、満足に動けない中、カウンセラーの人に会いに行き、親戚に協力を仰ぎ、そして…

家出しました。

とある会社の社長が私を拾ってくれ、住む場所まで提供してくれたんです。

そして、その会社で働き始めました。

以上、私の高校時代です。

カウンセラーの人は積極的に父と連絡を取っていたみたいです。

でも父はすべて一蹴していたようです。

本当にクソな父親を持ったと思います。

この思いは今でも変わりません。

しかもこれ以降も邪魔してきますし。

母が生きていてくれればどれだけ嬉しかったか…

一旦切ります。