前回の記事の続きですね。
今回は、ある程度使ってみた上での感想を書いていきたいと思います。
と、いう訳で発売日当日に早速試し撮りに行ったので、その時の写真を何枚か。
記念すべき一枚目。
150mm F2.8にて撮影。
よく解像してます。
ボケもやわらか。
150mm F2.8
67mm F5.6
大体同じ場所から撮影。
うーん…(後述)
にゃー。
ふさふさ。
実際、よく鳴く猫でしたね。
にゃー。
ちなみに野良猫。
210mm F4.0 テレコン装着
沈みゆく夕日。
今の時期は太陽の動きが速いですね。
みるみるうちに沈んでいっちゃいました。
では感想を述べていきましょうか。
まずは一番気になる画質に関してですが、ぶっちゃけると
メーカーが謳っていたほどのものではない
というのが正直なところです。
その原因は「遠景撮影」。
発売前の作例でも近距離撮影のものばかりで遠景撮影のものがなかった40-150Pro。
そしていざ遠景撮影してみれば、キットレンズと比べても
「ん?そんなに差が…」
レベルのものが生まれる生まれる。
よく見れば差はあるんですけどね。
値段相応の差があるかと言われれば、はっきり…
「ない」
といえますね。
まぁ、これはオリンパスが発売前に煽り過ぎたのが原因です。
実際、遠景は大したことないのですが、近景撮影時の描写力は抜群ですからね。
近距離撮影時に覗くファインダーの画は75mm F1.8そのものです。
ファインダーを覗いた瞬間に格の違いを見せてくれるのは、オリンパスのMFTレンズの中では75mmF1.8と40-150Proのみ。
そのくらいのレンズです。
2枚目の写真とか猫のアップ写真がよく分かるかも。
遠景撮影では目立たないが、近距離撮影時には細かい1本の線まではっきり細かく移してくれる。
コントラストも開放時からはっきり。
開放時は、口径食は割とあるがボケは綺麗。
AFは可もなく不可もなく。
基本コントラストAFを行うようで、色がはっきりしているところではものすごい速さで合焦しますが、はっきりしていないところでは結構AFが迷い気味です。
テレコンをつけると結構迷ってしまいます。
テレコン装着時のAF速度は正直、アップデートでの改善を期待したいですね。
E-M1の像面位相差、有効に使えないのかな?
最短撮影距離は70cm。(焦点距離関係なし)
かなり寄れます、便利です。
特に、このレンズは近接撮影が得意なので、この最短撮影距離が活きてきます。
あとは…
質感はすごくイイです。
高級感漂ってます。
12-40といい、Proレンズの質感は抜群ですね。
ただ、三脚座を外した際に出てくる金属は…
フォーカスリングは12-40と比べると軽め。
個人的には少し軽すぎるかな。
ズームリングは至って普通。
敢えて言うなら、違和感なし。
ズーム・フォーカスはインナーズーム・インナーフォーカス仕様。
ホコリ混入のリスクがほぼ無いのは魅力的。
それなりの重さがあるレンズなので、重心移動が最小限で済むのもグッド。
ついでに、防塵防滴仕様。
携帯性に関しては、考え方次第。
マイクロフォーサーズだけで考えれば、重い・デカイ。
全体を見て考えれば、軽い・小さい。
レンズキャップについては、両端を持ってはめることが出来、大分使いやすくなりました。
12-40のレンズキャップは使いにくかったですからね~。
レンズフードはスライド式で超便利。
いちいち外したりする必要一切なし。
ただ、少々デカイ。
レンズフードを外すだけで随分スマートになったりw
まぁ、ZEROコーティングのお陰でフード無しでもあまり問題はありませんしね。
でかくて邪魔なら外せばOK。
まとめ
このレンズの使いどころは、
近接撮影・ボケを活かす写真撮影・風景の一部切り撮り
ですね。
圧倒的な画を見せてくれます。
遠景はあまり得意ではないようです。
スペックは、35mm換算焦点距離80-300mm(テレコン装着時112-420mm)・開放F値2.8(テレコン時4)・重さ760g・最短撮影距離70cm。
マイクロフォーサーズを主力にするなら絶対に外せないレンズでしょうね、40-150Pro。
12-40Proと組み合わせれば、撮れないシチュエーションはほぼありませんし、満足いく画質で撮れるはずです。
ただ、PENには向きません。
快適性が大幅に下がります。
OM-D、出来ればE-M1とセットでどうぞ(^o^)/