ウィングオブハート

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NOKTON 25mm F0.95 Type II

40-150Proを買って以降のカメラ機材の感想を書いていなかったので、その話でもしましょうか。
 
P8012362.jpg
 
背景は気にしないでください(´・ω・`)
まずは魅惑のノクトン、25mmF0.95レンズ。
開放F値0.95が何よりの魅力のMF(マニュアルフォーカス)レンズですね。
2014年12月頃に買いました。
購入の決め手はもちろん、F0.95という開放F値です。
78000円位で購入しました。
 
撮れる写真はかなり独特。
絞り開放で撮ると収差出まくりのほんわか写真。
絞ると一気にくっきりした写真になります。
開放付近の収差の出方がすごいので、絞りでボケ・被写界深度を操るというより、開放(ふわふわ)とF2.8以降(くっきり)を使い分けるといった使い方になるレンズです。
開放付近のピント合わせの難しさ・そもそもMFレンズ・大きめ重め(12-40Proと同じくらい)・単焦点レンズ…
気軽に持ち運んで使えるレンズではないです。
 
絞り別にいくつか撮ってみましたので参考に。
ちょうど手元にあった2020雪ミクさんの顔にピントが合うように撮ってみました。
背景は気に(ry
 
P8012358.jpg
 
開放のF0.95での1枚。
被写界深度が浅いので手持ちだとピント合わせが大変です。
ふわっとした写りのせいでピントが合っているのかわかりにくいので、なおさらピント合わせが大変です。
写りの方は、収差が出まくって全体的にふわっとした写りになっていますね。
このふわっと感をどう活かすかがこのレンズのキモ。
 
P8012359.jpg
 
F1.4で撮影。
大分落ち着いた写りに。
ボケを生かした撮影をするならこのあたりからでしょうか。
 
P8012360.jpg
 
F2で撮影。
くっきりした写真になりました。
これ以上絞ると特に面白みのないレンズになってしまうので、このレンズを使うならF2.8まででしょうか。
 
このレンズの感想としては、
手放しでオススメは出来ないが、趣味性の高い魅力のあるレンズ
といったところ。
肝心のF0.95ではまともに解像せず、F2まで絞るとしっかり解像するがそれなら小型軽量AF対応のオリ・パナ単焦点でOK。
マイクロフォーサーズのズームレンズは写りが優秀なので、F2.8まで絞るとズームレンズと何ら変わらない写りに。
大きさ重さも結構あるので持ち運びにも難があり、ほぼ同じ大きさで開放の写りもバッチリかつAFできる25mmF1.2もある。
ぶっちゃけると実用性はないです\(^o^)/
でもF0.95、これがこのレンズを魅力満点にしてくれるんですよね。
他のレンズでは決して撮れない写真が撮れます。
絞ればしっかり写ってくれますしね。
あと造りがとてもいいです。
なめらかに回るフォーカスリングに、いい感じにカチカチ回る絞りリング。
さわってて楽しいです。
 
 
現状、私はほとんどこのレンズを使っていませんが買って満足しています。
絞りによる写りの変化は面白いですし、造りが良いのでこのレンズでピント合わせしてると楽しいんですよね。
写真を撮る楽しみを味あわせてくれます。
ただ、25mmという焦点距離に面白みがないので、17.5mmか42.5mmにしておいた方が良かったかなとは思っています。
 
 
ちなみに…
単焦点レンズを買う目的としては「良い写り(解像度)・ぼかす・シャッタースピードを稼ぐ」あたりになると思いますが。
マイクロフォーサーズの場合、安易に単焦点レンズを買うと損すると思います。
解像度の高さに関しては、ズームレンズが優秀なので単焦点レンズにしたところでほぼ意味無し。
ボケに関しては、焦点距離50mm以下だとF1.4位ないと対してボケない。
といった点があるので。
シャッタースピード稼ぎにしても、動かない被写体相手ならアホみたいに効く手ぶれ補正でカバーできますしね。
使用目的をハッキリさせてから単焦点レンズは買うべし。