最近、ニュース等でよく見かけるのが「JRの路線廃止への動き」。
直近だと 根室本線・富良野ー新得、留萌本線・留萌ー石狩沼田 が廃止決定した所でしょうか。
留萌本線に至っては数年後に完全消滅予定ですね。
今年7月に宗谷本線に乗った時の車内。
スッカラカーンの貸し切り状態です。
JRなどの鉄道路線だけでなく、バス路線もひっそりと消滅していっていますが。
今の公共交通問題について思うことを少しだけ書きたいと思います。
全部書くと間違いなく論文クラスになるのでw
鉄道を赤字でも残すべきだとか、バス転換すべきだとか、そのへんの議論はあっちゃこっちゃで見るので置いておいて…
というか、そんなレベルの話ではもう駄目だと思うんですよね。
鉄道で駄目な所は、そもそもバスでも駄目なので。
今、考えないといけないのは
公共交通を残す社会にするか、完全車社会にするか
なんだと思うんです。
公共交通と車が共存するのは基本無理だと思います。
特に一度車の利便性を知った人は、時間に縛られる公共交通を利用しようとはしないでしょう。
なので、公共交通を維持した社会にするのなら
- 徹底的に自家用車を使いにくくする
- 道路はバス・タクシー最優先
- 鉄道路線を今の技術に合わせてアップデートする
- 駅中心の町づくりをする
コレくらいはテコ入れする必要があると思います。
特に、自家用車の徹底排除は必須です。
税金を上げまくるなり、運転免許試験を厳しくするなり、交通違反で一発免停にするなり、駐車場を排除するなり…
完全車社会にするのなら
- 運転免許取得年齢の引き下げ
- 車関連の税金排除
- 自動運転実用化に向けた準備
- 公共交通の廃止を簡潔に行えるように
が必要になると思います。
運転免許取得年齢の引き下げは、公共交通を完全に捨てる以上は必要でしょう。
原付に至っては年齢制限無しでも良いくらい(もちろん言いすぎですが)
自動運転実用化に向けた準備は、やるなら徹底的にする必要があります。
・自動車が走る道は自動運転車専用
・手動運転車は走行禁止(そもそも販売禁止)
・歩行者専用道路も徹底整備し、そこ以外は原則歩行禁止
・自転車・バイクも同様、専用道路を準備できないならいっその事禁止に
徹底的に整備すれば、割りと早いうちに自動運転を実用化できると思います。
実現性はまた別の話です…
逆に、国が整備する気がなければ、自動運転は夢の話のまま数十年が過ぎるのは確実でしょう。
高齢者が車を運転しても誰も文句言わないなら、自動運転も特には必要ありませんが…
公共交通は捨てるので、当然廃止は簡単にできるようにする必要があります。
保障もなし、会社が廃止したい時に有無を言わせずスパッと廃止。
何せ、国が方向性をはっきり決める必要があると思います。
もう都道府県や自治体、公共交通を運営する各会社ではどうにもこうにもいかないでしょう。
今問題になっている函館本線の函館ー長万部間なんかは国が介入するしかないでしょうし。(貨物問題その他問題山積み)
…これ以上書くとエライことになりそうなので止めときますw
ちなみに私は、鉄道がない所には住む気がない派です。
なので、北海道に移住したいなーと思ってはいますが、現状の廃線ラッシュに正直げんなりしてます。
住むなら札幌周辺しか選択肢無し、でしょうか…
もう地元でいいか!
あと一つ思うのが
バス転換決定した所にJRが資金援助する必要ある?
特に北海道。(JR北海道は慢性的な赤字)
鉄道捨てるんなら自分のところの金でなんとかしろ!と思うのですが…
この資金援助で中途半端に公共交通を延命できるので割りと厄介なんですよねコレ。
問題の先延ばしってヤツです。
ちょっとだけ追記しました。