祈と眞弥子の美しき友情物語
…
あれ???
主人公関係ないじゃん!
祈との出会いのシーン。
好きなものの話題になった際の1コマ。
魚が大好きだそうです。
私も好きです。
ちなみに、こちらではガシラと言います。
見た目は結構いかついですが、岩場でちょこんと居座る姿は結構キュート。
ゴツいので気をつけ(ry
彼女は内気で人見知り、コミュニケーションも下手。
友だちもできず、昼休みに一人で庭園にいた所に晶子が来る。
自分の妹と重なる部分がある祈に、主人公は放っておけずに積極的に声をかける…
そんなシーン。
ちなみに、カサゴは煮ても焼いても美味しい魚。
刺身も絶品だけれども歩留まりが…
アラからいい出汁が出るので、歩留まりの悪さは汁でカバー。
小さいやつも(ry
最初にクリアしたのは藍那祈。
悩む時間がもったいなかったので、選択肢はコイントスで決めちゃいましたw
祈ルート、途中までは良かったんですけど…
最後の主人公そっちのけストーリーがいただけませんでしたね…
まずは園芸部ルートのあらすじを
立藤の会の対決の件を園芸部員に説明する都。
しかし、園芸部の内情はかなり悪く、都にいい感情を持っていない大多数の人が離脱してしまう。
部員数が足りなく困っている都のために、祈と眞弥子を園芸部に誘う。
そして、自身も園芸部の力になることに決め、新生園芸部として生徒会との対決に挑む。
プルミエール・フルール(立藤の会の題材にする花)をなかなか決めることが出来ず、都は奥の手として「人工的に染めた青いバラ」を使うことに決める。
が、生徒会側に先に青いバラを使われてしまう。
しかも、発表時に「偽物の青いバラ」と非難を含めた物言いを聖佳がしたため、都はその言葉にひどく傷ついてしまう。
晶子は何かできないかと模索するが、結局は都を休ませることぐらいしか出来ず…
そこに聖佳が現れ、園芸部の状態を聞いた聖佳は晶子にアドバイスを与え去っていく。
アドバイスによってすべきことを見つけた晶子は、部長・祈・眞弥子に協力を仰ぎ、全校生徒にアンケートを取ってきてもらう。
一方で都は、部員の皆の避けるような行動に不安になる。
温室に行っても誰も居ず、ついに見捨てられた…?
そこに祈・眞弥子・部長、そして晶子が戻ってきて、そして…
「プルミエール・フルール、みんなの思い出の花というのはどうですか」
無事にプルミエール・フルールが決まり、ちょくちょくつまずきながらも順調に準備は進む…
…までが園芸部の共通ルート。
都・祈・眞弥子3人共通のあらすじです。
そして祈ルートのお話。
父親から見合いの話があった祈。
見合いを断りたい祈は、晶子に兄を紹介してほしいと頼む。
晶子は承諾したものの、次の日の朝に祈は男性に絡まれ、男性に会うのが怖くなってしまう。
そこで、晶子は自分が男装して兄になりきることを提案する。
そして見合いの日、色々とあったもののなんとかやり過ごすことに成功する。(そもそも見合い話ではなかった)
ただ、彰(主人公)を見た眞弥子が一目惚れをしてしまい、彰にデートを申し込む。
そして次の日、彰・眞弥子&晶子・祈のダブルデートを決行。
?????必死なので少し補填すると、見合いの日は眞弥子もついていってます。
見合いの日の主人公は最終的には「彰」で終わっています。
ダブルデートの晶子は本物です。
デートの最中、晶子は祈の反応にあることを確信する。
祈は晶子(彰)のことが好きなのだと。
知らず知らずのうちに、晶子(彰)&祈&眞弥子の複雑な三角関係に陥った3人。
そして次の日、晶子(彰)のミスもあり、祈は晶子の正体に感づき、ショックで自分の部屋に閉じこもってしまう。
薫様の助言もあり、二人のうちのどちらかを選ぶ決意をした晶子。
眞弥子から本当の思いを聞き、そして、祈に全てを話に行く。
ここまでは祈・眞弥子共通。
一時は拒絶されるも、無事に会うことが出来、そして。
彰として祈に告白する。
三角関係に悩む祈は素直に好意を受け取れないが、祈も自分のことが好きだったと言うことがわかった彰は想いを貫き…
晴れて恋仲になったものの、眞弥子に対してどう対応すべきなのか悩む二人。
そんな中、眞弥子は二人がキスしている場面をこっそり目撃してしまい…
三人の仲は危機的な状況に陥っていく。
以上、あらすじ。
…疲れた(-.-)
シナリオがしっかりしていれば簡潔にまとめられるはずなんですけど…
…まぁそういうことです。
最初のうちはかなり良かったです。
祈を妹のように可愛がる晶子と、先輩を尊敬し、いつしかその思いが恋心へと変わっていく祈の描写が素敵です。
ただ、祈ルートに入ってからがかなり微妙で…
お見合い事件に関してはあまりにもグダグダすぎて呆れます。
晶子になったり彰になったり女装したり男装したり、もう何やってるのかと(-_-;)
これで祈ルートを全部ぶち壊したと言っても過言ではないくらい、ひどい展開でした。
ダブルデートから祈と和解するまでの流れはかなり良かったです。
特に、覚悟を決めてから告白するまでのシーンは、この主人公らしからぬカッコよさがありましたね。
月丘彰、基本ポンコツなんでw
好きだ、祈のことが好きなんだ、それでもこの思いは変えられないよ…そして相思相愛である確信を持ってからの押し倒し。
お前、そんな男気あったのか…
…で、このままのきれいな流れで立藤の会を迎えて別れのとき。
となったら良かったのですが。
三角関係が表面化して三人とも悩むという、さらにグダグダな展開になります。
そして立藤の会、祈の視点となり眞弥子との仲を取り戻すために動く。
なんやかんやあり、無事に和解できてハッピーエンドとなるのですが、正直…
何だこれ
という感想しか出てきません。
晶子にとって非常に重要な立藤の会が、どうでもいい扱いになってる・そもそも立藤の会の日に晶子の出番ほぼ無し(主人公だよね?)・本物の晶子は無事に復帰できたの?ちゃんとバトンタッチできたの?(描写一切なし)・彰と祈の別れの時は…?
言い出したらきりがありません。
シナリオ全体をまとめることが出来す、張った伏線をそのまま放棄し、適当に余白分を詰めた結果、こんな締まらない終わり方になったという感じでしょうか。
晶子と祈、二人の関係に関しては丁寧に描かれていましたので…
このルートの癌は眞弥子ですね、完全に。
彰を好きになる眞弥子、晶子を好きになる祈…実際には同じ人のことを好きになっている。
「花と乙女に祝福を」ならではの複雑な三角関係を描きたかったのでしょうけど…
実力不足で話をうまく作れず(´・ω・`)
場面場面では良い部分もあるので、深く考えなければ祈ルートも悪くはないのかもしれません。
冒頭に書いたとおり、祈と眞弥子の友情はなかなかいいものですし。
でも、このゲームは、晶子のために彰が意を決して身代わりをするという大本があります。
それを完全放棄して、主人公そっちのけな美しき乙女の友情で話を締めるのはあまりにもいただけません。
せめて、立藤の会の日も主人公目線で書いてほしかった…