ウィングオブハート

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花と乙女に祝福を 共通ルート感想

女の子の部屋に勝手に入らないでください!by主人公

……ん?

では、共通ルートの感想から書いていきましょうか。

もう8年前のゲームなので、スクリーンショットは多めに貼っていきます。

まずはかんたんにあらすじを…

主人公(月丘彰)の双子の妹、月丘晶子は聖ルピナス学園の2年生。

生まれつき体が弱く、学校にもなかなか通えず留年の危機になる。

これ以上は周りに迷惑をかけられないと中退を決意する晶子。

彰や両親は反対するが、晶子の意思は固く…

そこで、妹思いの主人公は親の強引な後押しもあり、月丘晶子になりきって妹が復帰するまでの間、妹の代わりを務めることを決意する。

といった形で、ストーリーが始まります。

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ストーリー冒頭の1コマ。

月丘彰、月丘晶子に変装完了。

割りと自信満々に見えるのがなんともw

ちなみに、ここは女子寮なのですが、どうやって女子寮に入っていったのかという描写はなし。

まぁ、この見た目ならなんの問題もなさそうかw

そして登校初日、学園内で迷子になっていたときに生徒会長の宝生聖佳と出会い、その後の言動で気に入られ。

晶子の友達であるクラスメイトの鹿島志鶴には、以前と違う雰囲気に興味を持たれ。

同じく友達でありクラスメイトの名木城都には、園芸関連の知識の違いから速攻で入れ替わりがバレて…

穏便に過ごす予定だった入れ替わり生活は、初日からドタバタに。

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百合百合な1枚。

展開自体も百合なんですけど、それは都の罠で、このあとキスするふりしてウィッグ引剥がされます。

その後すごく怒られますが、事情を話してしぶしぶ(?)協力してもらえることに。

なぜ?かというと、目の前にいるのが「月丘彰」だから。

乙女心は複雑なのです。

そして、宝生聖佳に気に入られたが故に、半分嵌められる形で次期生徒会長に推薦されてしまう。

都の助けもあり、その場での生徒会長就任決定は避けることが出来たが…

妹のことを考えるなら生徒会長には絶対になれない、でも次期生徒会長を辞退すると聖佳様が大変なことになるかもしれない。

どうすればいいか困る晶子(彰)、その一方で揉めていた聖佳と都の争いは、

6月に行われる立藤の会で生徒会(聖佳)と園芸部(都)で集客勝負を行い、生徒会が勝ったら晶子を正式に生徒会長にするということで話がつく。

が、今度は晶子がどちら側につくかで一悶着。

晶子自身も決められず、それを見かねた学園長は一つ提案する。

「一週間の間、生徒会と園芸部の両方の仕事を手伝ってみて、そして答えを出しなさい」

そして、一週間の間それぞれの仕事を手伝いに行って、手伝いに行った回数により生徒会or園芸部ルートへと派生。

そこからさらに選択肢次第で、聖佳or薫or志鶴(生徒会ルート)・都or祈or眞弥子(園芸部ルート)へと派生していきます。

話の比率は共通3・生徒会or園芸部4・個別3といった割合。

共通部分がかなり長めです。

それでもって、全体的にコンパクトに収まった(悪く言えば短い)ストーリーなので…

各キャラの掘り下げが足らないです、はい。

共通部分でもそれなりに描写がある祈・志鶴ルートをクリアしての感想がこれなので、正直他のルートが不安で不安で…

ハピネスの杏璃ルートでも思ったことなんですが、期間が短すぎるんですよ。

期間が5週間弱しかない上に個別ルートは1週間強ですからね。

さらに、共通部分でしっかり描写を入れているかといえばそうでもない。

んむむ…

ただ、つまらなくはないです。

むしろ、場面場面は面白いところが多いです。

主人公かわいいしw

なので、読むのが辛くなってくることはないです(少なくとも共通ルートでは)。

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都に起こされたときの1コマ。

身も心も乙女である。(ちなみに晶子になって4日目)

個人的に非常にツボに入ってしまって、この場面は定期的に見たくなるし、見るたびに笑いますw

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晶子様みたいになりたいと藍那祈ちゃん。

しかし、主人公はルピナスに何をしに来たのか…

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祈ちゃんを付け狙う(?)悪女(?)を退治しようと監視中の眞弥子。

だから主人公はルピナスに(ry

とあるルートではプレイガール扱いされますしねw

これ、妹帰ってきたらどうすんのよw

このゲームで一番の肝となるのは、やはり「女装」すると言う部分になるのですが…

ぶっちゃけ、扱いはかなり雑です。

ここで使ったら面白そうという部分に限定してネタに使っていて、女装するにあたって絶対にぶつかる場面に関する描写はあんまりありません。

わかりやすく言うと、主人公がさくっと晶子に馴染みすぎているんですよね。

なので、「つり乙」や「おとボク」などの有名どころと同等の期待は禁物です。

ただ、そもそもが女性になりきるのではなく「晶子」になりきるので。

方向性の違いはなかなか新鮮です。

本物の晶子と偽物の晶子、に関する描写は結構力が入っていますし。

ちゃんと見方を変えれば、「花と乙女」もかなり楽しめます。

主人公は乙女なのです!

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天法院綾音。(サブキャラです)

あることが晶子にバレて利用され、精神的に参っている状態の一コマ。

まぁ9割方この人が悪いのでなんとも言えませんが。

しかし、バレた内容は衝撃でしたね…

綾音さんについてはまた後ほど。