ウィングオブハート

カメラ・旅行の事を主体にロードバイクや釣りの事などもちょろちょろと

つり乙 瑞穂ルート感想

それは、自分ではない自分が紡ぐ、綱渡りのストーリー。

添い寝for瑞穂

とある健全なイベントでの1枚。

添い寝したい位、朝日のことが好きなようです。

勿論、この時点では朝日が男だということはバレていません。

実際は男なんだけど、どこからどう見ても女。

このことが瑞穂の本能を刺激しているのでしょうか?

…もう分からん\(^o^)/

2番めに選んだ瑞穂ルートの感想…

魅力に欠ける、テンプレに沿った展開。

アイドルの世界についての話の中で、アイドルも悪く無いと答えた結果、瑞穂にスイッチが入ってしまい、朝日をアイドルに仕立て上げる計画が(地味に)立てられてしまう。

その計画の遂行中の最中の触れ合いで、朝日も瑞穂もお互いに恋愛感情が芽生え始める。

だが、(体面上は)女性同士のため、一線はなかなか越えられない。

そんな微妙な関係の中、すでに朝日の正体を見破っていた大蔵衣遠(学院長代理)の謀略により、瑞穂に自分の正体がバレてしまう。

大きなショックを受けた瑞穂は部屋に閉じこもってしまい、これ以上は隠せない(隠してられない)と判断した朝日は桜屋敷の皆に正体を明かす。

謹慎処分は受けたものの、皆には自身を受け入れてもらうことが出来、ルナからは励ましの言葉ももらう。

何とか立ち直ることの出来た遊星(朝日)は、自分の気持を瑞穂に正直にぶつけた後、瑞穂との距離を再び縮めるために行動(クリスマスショー用の衣装製作・瑞穂デザイン朝日パタンナー瑞穂モデル)を再開する。

瑞穂も、男だからって朝日(遊星)を嫌いになったわけでは無いようで、直接会うことはなくても、衣装製作に関わる置き手紙等で関わりを継続する。

なかなか距離は縮まらないにしても、衣装製作が進むことで少しずつは何とかなりそうな気がしてきた。

そんな時、ショー直前。

ショーでモデルを務める瑞穂に、実家への帰省命令が出る。

まぁ、なんだかんだで実家を抜け出し、無事にショーにも(ギリギリで)間に合い、瑞穂が朝日に本心を告げてハッピーエンドとなるのですが…

何だか物足りない。

瑞穂への性別バレ以外はあまり盛り上がる部分がなく、そのくせ比較的ありがちな展開通りに進んでいくのでダレる。

お互いに分かり合うのが最後の最後なため、いちゃラブ要素もかなり控えめ。

話自体は綺麗に締まっていますので、問題なく見ることは出来るのですが、ルナ様・ユーシェルートと比べてしまうと…

瑞穂ルートは(恐らく)「女装」に重点を置いたストーリー。

男性嫌いである瑞穂が、何故か朝日(遊星)にはベッタリくっついてくる。

そして、瑞穂を好きになってしまうが、遊星としては決して会うことは出来ない。

好きな人のために、本当の自分を隠し、裏の自分である朝日が瑞穂との毎日を綴る。

と、女装に重点を置いたストーリーのはずなのですが、ルナ様ストーリーの方がコンセプト「女装」に関しても良く出来ているのがorz

話の大筋もルナ様(・ユーシェ)ルートとほぼ同じなので、純粋にルナ様ルートの劣化版ストーリーなのが残念。

湊ルートは他3ルートと全く違う展開をするという点で見るべき点がありますが、瑞穂ルートは本当に擁護できる点がないです。

おまけに、明らかに設定を間違えている所もあり、もう…

さらに言うと、瑞穂は他ルートではぶっちゃけ気分の悪いキャラです。(半年以上、物凄く世話になっておきながら、男という理由で遊星を受け付けない)

さらにさらに、瑞穂のお付の人まで気分の悪いキャラです。

特に、ルナ様ルートでの瑞穂とお付には殺意すら湧くほど。

正直、つり乙の話の中では最低の出来だと思います。

でも、これはあくまでも「つり乙の中では」の話。

ADV全体で見ればそこそこの出来だと思います。

でも、つり乙の中では宜しくない出来なので、プレイするなら最初にやっちゃいましょう。

間違ってもルナ様ルートの後に回しちゃ(ヾノ・∀・`)ダメダメ。

いっその事プレイしないという手も…スキップ(ry

ちなみに、遊星落ち込み時のルナ様の励ましのかっこ良さは必見。

実際、瑞穂ルートで一番盛り上がるシーンだったりw

瑞穂様の「アイドル好き」「朝日だーいすき!」という設定をもっと活かしていれば、もうちょっと盛り上がりのある展開に出来たと思うんですけどねぇ。

中盤の朝日アイドル化計画が結局なかったことになってるのがもったいなさすぎる。

二人でダンスレッスン・二人でカラオケ・2人でアイドル衣装製作・アイドルショップへGO、その中で百合的展開が…(瑞穂にそのケがあるので問題ない)

最後のショー(フィリコレ)は、瑞穂は結局わずかに間に合わず、朝日が意を決して舞台に立つ。(そして兄が妨害しようとするがそこに瑞穂登場、なんとかなる云々)

うん、これで大分良くなりそう。

瑞穂独自の素材はあっただけに、無難(王道的)に仕上げてしまっているのが本当に勿体ない。